カテゴリー「├ レトロ建築(関東・甲信越)」の22件の記事

2017年4月 9日 (日)

大江戸線沿線さんぽ5~東京大学でランチ~

清澄白河から向かったのは・・・

東京大学本郷キャンパス

ご存じ、日本の最高学府と言われる大学

私には到底縁はありませんが
キャンパスに入るのはタダ(笑)

さらに、レトロ建築の宝庫でもあります。

国立大学ですから「不法侵入」にもならないはず

とはいえ、部外者のオバサンが
堂々とキャンパスを闊歩するのは気が引けるので、
春休みで、学生さんも少ない時期に
(この前日が二次試験の日でした)というわけ。

これがシンボルでもある建造物

赤門

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江戸時代は、加賀藩の上屋敷だったこの地。

この門は、加賀藩13代藩主・前田斉泰(なりやす)が、
徳川11代将軍・徳川家斉の娘・溶姫(ようひめ)を
正室に迎えた時に建立されたもの。
重要文化財に指定されています。

やっぱり構内へ入るならここからかな。

とりあえず腹ペコなので(爆)
守衛さんに「カフェなど利用できますか?」と聞いてみると
「どうぞ、どうぞ~」と気前の良いお返事が。

一番利用しやすいところをお聞きすると
「すぐ、そこ」 と即答いただきました。

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手前は、記念グッズなどを扱うショップ

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売場へ入る手前の掲示でビビってしまい、退散dash

その奥のガラス張りの建物内にある
カフェへ入りました。

四半世紀前に大学生をやっていた私からすると
隔世の感があります。

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私の時代なんていかにもな「学生食堂」だったのに
デザイナーズ風な建物といい、メニューといい・・・

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コーヒーとセットで900円ほど。
学生さん向けで野菜多め。スパゲティも意外とボリューミー。

学生食堂というよりは完全に町なかのカフェcafe

300円でハンバーグ定食を食べていた私からは
いまどきの学生さんは、食費も大変よね~と
いらない心配をしてしまうのですが(苦笑)

まわりを見渡せば
東大らしからぬかわいい女子たちばかり。

なんだか、東大にいることを忘れてしまう空間でした。

今回は、「東大散策初心者」なので、
ベーシックなカフェで良かったのですが
大きな学生食堂も何か所があるそうです。

また、次はディープな東大を感じられそうな
学食にチャレンジかな?

お腹もいっぱいになったことで建物見物へ

という予定だったのですが
その日の予定が押しておりまして
今回は、予定していた建物見学は断念・・・

ざっと見えるところをパチリcamera

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正門

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奥に見えるのは安田講堂?

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農学部正門

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新旧の建物が混在する広大な空間

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重要文化財にも指定されている建物も多く
レトロ好きにはたまらない空間ですが
それもまた次のお楽しみにしたいと思います。

この後は、ひたすら続く東大の塀伝いに北上

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歩いても歩いても denim ずっと塀sweat01

多分、駅からトータルして3キロ近く歩いたかも・・・

目指すは、あの神社

つづく

book東京大学(本郷キャンパス見学について)

2016年4月14日 (木)

横須賀軍港をたずねて1~ヴェルニー公園~

4月上旬に行ってきた横須賀港周辺観光のレポートです。

実は、5年ほど前に行く予定をしていた矢先に
東日本大震災が起こり、当時申し込んでいたツアーが中止となり
5年越しに別のツアーにてリベンジとなりました。

軍港めぐりのクルーズの前に、まずは港の前に広がる
公園を散策です。

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公園は岸壁に沿って長細い空間です。

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入口には、明治末期につくられた
逸見波止場衛兵詰所の跡があります。

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ヴェルニー公園
は、
 バラと軍港を一度に眺めることができる 日本でもめずらしい公園です

とパンフレットでうたっていますが、ちょうどこの日は桜cherryblossomが満開。

私的には、巨大建造物と桜のコラボがマイブームなので
軍艦と桜というのもよろしいか、と。(私の中では、軍艦は”建造物”)

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この公園の名前の由来は、
この地に横須賀製鉄所(造船所)を建設した
フランス人技術者 フランソワ・レオンス・ヴェルニーから。

幕末に(ここから少し離れた浦賀に)ペリーが来航して
日本が開国するきっかけとなったことは学校でも習いましたが
開国後に、この横須賀港が製鉄所の建設をきっかけに発展していく歴史は
ほとんど知りませんでした。

そんな歴史を知るための展示施設がヴェルニー記念館

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入館無料で、当時の写真や文書
そして、造船に使われたスチームハンマーが展示されています。

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巨大すぎて、カメラに収まり切りませんsweat01

ヴェルニー公園のちょうど対岸あたりが製鉄所のあった場所ですが、
ほとんどの建物は取り壊されて、製鉄所の面影はありませんが
今も現役で利用されているのがこちらのドライドック。

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右のAと書いてある鉄板の奥にドックがあるそうですが
中はまったく見えないので、パネルの内容にて・・・

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ほぉ~、ドックだわ(≠犬) ドックとは船のメンテナンスをする施設

  これ世界遺産になりそうなレベルなんですけど・・・

そして、今は残っていない横須賀製鉄所の建物は、
レンガと木材を組み合わせた木骨レンガ造りだったそうで
世界遺産となった富岡製糸場のさきがけとなった建築だそうです。

  あ~、もったいないweep


そんなことを思いながら歩いていると、こんな景色が
ガンガン目に入ってきます。

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これから乗船するクルーズでは、もっと間近で見られる(と思う)ので
ここでの撮影はちょっぴり。

公園内のバラは現在、育成中ですが

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冒頭にも書いたように、桜が満開cherryblossomcherryblossomcherryblossom

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お花見日和で、たくさんの人たちがくつろいでいました。

公園の端にあるヴェルニー記念館から軍港めぐりの
乗船場までゆっくり歩いても15分ほど。

軍港めぐりの列に並んでいよいよ乗船です。

つづく

2016年4月 1日 (金)

東京ノスタルジック散歩5~聖橋と2つの聖堂~

東京ノスタルジック散歩 つづきです。

御茶ノ水駅のホームに降り立つと見える
この印象的な橋は、聖橋(ひじりばし)

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関東大震災の復興で1927(昭和2)年に架けられた橋です。
アーチ型の美しい形は、建築家・山田守氏によるものです。

聖橋の名前の由来は、
神田川をはさんだ南北にある湯島聖堂ニコライ堂という2つの聖堂に
ちなんでいます。

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橋の欄干にこんなプレートがありました。

学生時代に、楽器店やスポーツ用品店が立ち並ぶこの町には
たびたび足を運んでいたので懐かしい思い出がありますが、
歴史的な探索は、お初となります。


湯島聖堂

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神田川をはさんだ北側にある聖堂で、
中国の儒学の創始者・孔子をまつる建物(孔子廟)で
徳川5代将軍・綱吉によって創建されました。

その後、幕府直轄の学問所・昌平坂学問所となり
明治以降、現在の名門といわれる大学の源流ともなった場所です。

それ故に「日本学校教育発祥の地」とされています。

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敷地は、築地塀で囲まれています。

中心的な建物 大成殿

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(現在の建物は昭和になって復元されたもの)


ここに行くまで「湯島天神」と混同していた私は
建物の扉も堅く閉ざされているし(土日は開かれるそうです)
「あれ、シーズンなのに人が少ないのね~」と思うのです。

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この後、「別物」だと悟るわけですが・・・
(勘違いしているおのぼりさんは私だけではないはず、と思いたいcoldsweats01


聖橋の南側に建つ ニコライ堂

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周辺は再開発で、高層ビルが建ち景色が変わりました


正式名称は、東京復活大聖堂

正教会の教えを伝えたロシア人の司祭・ニコライにちなんで
通称「ニコライ堂」と呼ばれています。

建物は、明治24年に完成したもので、重要文化財に指定されています。

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ここも、扉が閉ざされていますが・・・

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13:00~16:30に拝観することができるそうです。
(ちょっとタイミングが早すぎましたwatch

どちらの聖堂も内部を見られず残念でしたが、
実はこちらのほうが気になって仕方がない私smile

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聖橋の付近の工事現場danger

気になるので反対側からもcamera

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ちょっとやそっとの規模ではない、大がかりな工事です。
タンカーが停泊している?あるいは島ができてしまう? そんな規模。

これは、仮設桟橋の建設と耐震工事だそうです。

たしかに駅のホームは狭いし、地上に出るには、階段が多いですね。
おまけに、ここの周囲は著名な大学病院が立ち並ぶエリア。
バリアフリーを実現するための大プロジェクトというわけです。

2020年の完成予定だそうで(スカイツリーより長い?)
これは、工事進捗をまた見たくなる現場ですheart04

かなり脱線しておりますが(笑)、散策の「本丸」に向かいます。

2016年3月27日 (日)

東京ノスタルジック散歩4~旧前田侯爵邸~

東京ノスタルジック散歩 つづきです。

小田急線代々木上原駅から向かったのは
駒場公園

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代々木上原駅からだと30分近くかかる上に、坂道もあり、
冬だからこそ歩けたかな、という感じです。

冬の駒場公園は、日曜日というのにひっそりしています。

奥へ進むと、レトロな洋館を発見eye

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旧前田侯爵邸(洋館)

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前田家といえば、加賀百万石の大名家。
その流れをくむ前田家16代・利為(としなり)の邸宅です。

元々は、加賀藩の上屋敷があった本郷に邸宅がありましたが
関東大震災の後に、こちらのほうが静かに暮らせると、
東京帝国大学と土地を交換し、ここに新たに邸宅が建てられました。

1927(昭和2)年に建てられた洋館は重要文化財に指定されています。


1階は社交の場として、2階は家族の居住スペースとなっています。

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この広さを見ても、加賀のお殿様の子孫はお金持ちらしい・・・

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大理石と思われる柱が重厚感を醸しています 

階段の曲線や透かしも芸術的good

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無料ガイドがあるというので時間に合わせて行きましたが
「日曜日はやっていません」とのことで、がっかりweep

とはいえ、見学は無料ですし、
簡単な館内の案内図も用意されているのでマイペースで巡ります。

2階の書斎

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寝室

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派手な豪華さではありませんが、
奥に見える透かし彫りなど、落ち着いた中にも高級感が感じられます。

調度品も良いものが揃えられているようですが
実際には、この書斎と寝室以外はあまり残されていないようです。

床もよく見ると、寄せ木細工のような手の込んだ装飾です。

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以前、どこかの建物で解説していただきましたが、
この寄木の床というのは、かなり手間と費用がかかるのだそうです。

岩崎邸とまではいきませんが、やはり贅沢な造りを感じます。

一方こちらは、対称的にシンプルな装飾の会議室

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ダンススタジオ?みたいです。

1階のサロン

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天井の装飾もさりげなくお洒落

調度品は残されていませんが、写真でその雰囲気を知ることができます。

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現在は、ピアノがあるのでサロンコンサートもできそうですね。

応接室

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隣には、和館があるので、いったん洋館を出て向かうと
趣ががらりと変わり、唐門の落ち着いた門が見えます。

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玄関

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この和館は、一見住宅のように見えますが、
迎賓施設として建てられたものです。

明治後期から大正時代にかけての建物では
洋館が迎賓(来客)用、和館が住居空間というものが多いのですが珍しいです。

大広間

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何畳あるのかわかりませんが、
襖を外したらさぞかし広い空間ができるのでしょう。

陽ざしの関係で撮影できませんでしたが
欄間の装飾も手がこんでいます。

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書院造りに、シャンデリア・・・和洋折衷ですね

この左手に見える障子窓がなかなかの芸術作です。

日本庭園の燈籠や緑が窓越しに見え、一幅の絵画のようです。

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日本庭園

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加賀藩らしく!?雪吊のある風景は「ミニ兼六園」です。

和館を出て再び、洋館を外から眺めてみました。

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玄関とは違った風景が眺められます。

こちら側は、小さい公園になっていて
近所の親子連れが休日のひとときを過ごしていました。

実は、この前田侯爵邸は、今年(平成28年)7月1日より
約3年かけて保存修復工事が行われるそうで間もなく休館となります。

(後で知りました・・・またしても滑り込みセーフで見学している私sweat01


Google mapに案内してもらって、
来た時とは反対方向から最寄駅へ向かうと、ここへたどりつきます。

駒場東大前駅

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健康のためにたっぷり歩きたい方は、代々木上原駅をおすすめしますdenim

東大の敷地内にもレトロな建物があるらしいのですが
ちょっとこちらは立ち入る勇気がなく・・・

この後は、御茶ノ水にとった宿泊ホテルを起点に
御茶ノ水界隈の散策へと続きます。

つづく

2014年11月 3日 (月)

横浜レトロ建築5~馬車道周辺~

横浜レトロ建築めぐりつづきです。

横浜三塔を内部を含めじっくり見学した後
もうひとつの重要な建築物へ向かいます。

神奈川県立歴史博物館

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標識がなければ日本とは思えないこの一角

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こちらの面は、大英博物館っぽい!?

ヨーロッパにいるような気分になれるネオ・バロック様式の豪華な石造りは、

明治37年に建築された横浜正金銀行本店の建物です。

ドームの部分は、関東大震災で焼失し再建されましたが
その他は現存の建物で、国の重要文化財

内部は、県立の博物館らしく、中世の鎌倉幕府の隆盛や
近世の横浜の港を中心とした資料が展示されています。

鎌倉の円覚寺にある国宝 舎利殿の内部レプリカ(原寸大)は
個人的にかなり感動しました。
(現地では、柵越しにしか見られませんので・・・)
こちらもボランティアガイドさんがいらっしゃって
丁寧に説明してくださいましたよ。


博物館を後に、てくてくと街並みを歩くと
あるわ、あるわレトロな建物

ということで、外観のみですが


日本郵船歴史博物館(横浜郵船ビル)

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荘厳な雰囲気が漂うギリシャ風建築
昭和11年に建築された建物で、
内部には、日本郵船歴史博物館になっています。

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このビルを所有する日本郵船は、
(あの「龍馬伝」でも有名になった)三菱の創業者・岩崎弥太郎が創業した
日本最初の海運会社・九十九商会を継承した会社です。

東京駅周辺には多いのですが
ここにも「三菱財閥」の勢いを見ることができます。


旧 川崎銀行横浜支店 (日本興亜馬車道ビル)

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大正11年の建築
低層部の一部が復元され、上部は近代的な
オフィスビルになっています。

旧 東京三菱銀行横浜中央支店

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昭和9年の建築
こちらも低層部が復元された形で上階はマンション。


旧 安田銀行横浜支店

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昭和4年の建築
安田銀行は、富士銀行の前身の銀行。
現在は、東京芸術大学の施設として使われています。

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旧 第一銀行横浜支店

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昭和4年の建築
バルコニー風の一部を移転復元したもので
現在は、横浜創造都市センターとして
アーティストをサポートする施設として活用されています。

すべてが現存の建物ではありませんが、
このように低層部や一部の建築意匠を残したり復元しながら
横浜は歴史を生かしたまちづくりを進めているようです。

これらは、横浜レトロ建築のほんの一部。
まだまだ歩いてみたいところがいっぱいの横浜港周辺。

グルメやショッピングが観光で、若者が多い横浜ですが
若者ではない(私も・・・ですが)人たちが楽しめる
レトロ建築めぐりは、健康増進のためにもオススメです。


横浜レトロ建築 完

2014年10月30日 (木)

横浜レトロ建築4~横浜三塔・ジャック~

横浜レトロ建築めぐり
横浜三塔 ラストはジャックへ向かいます。

横浜市開港記念会館

大正6(1917)年に、横浜港開港50周年を記念して
市民の寄付金により造られた建物です。
こちらも現役で、現在は公会堂しても活用されています。

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時計も正確に動いているようです。

辰野金吾氏の設計した東京駅を彷彿とさせるその建築は・・・

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(辰野氏ご本人の手によるものではありませんが)
辰野式といわれる赤レンガ建築をとりいれた様式を継承しているものでした。

一見、三塔の中で一番高く見えますが、意外にもこれが一番低く、
時計台は36メートル
しかし、三塔で唯一重要文化財に指定されています。

現役の公共施設ですが、館内は無料で見学ができます。

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ドアを入ってすぐの受付で、パンフレットをいただきました。

さらに、ボランティアガイドさんから「案内いたしましょうか?」と
声をかけていただき、お言葉に甘えてガイドをお願いしました。

滞在時間にあわせて、内容も調整してくださるそう。
当初は20~30分でお願いしましたが
とても知識が豊富で、お話の楽しい女性でしたので会話が弾み
私も時間に余裕があったので1時間近くも説明していただきましたhappy01

入口を入ってすぐに見えるらせん階段。

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時計台の上に続いています。

普段は登れませんが、年に1~2日、開放される日があるとのこと。
県庁とあわせて、レアな見学もしてみたいものです。

この建物、実は関東大震災で内部は焼失しましたが
レンガづくりの構造が強固だったおかげで
外壁はおおよそ残りました。
内装の一部の装飾は簡略化して修復されました。

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この建物の中でいちばんのみどころはこちら。

関東大震災後の昭和初期にほぼ完全な形で
復元された見事なステンドクラスです。

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教会で見るものとは違う
和風柄?のステンドグラスに感動してしまいました。

左は「呉越同舟」ということわざをあらわした絵
右は、箱根越えの旅人でしょうか。
中央の鳥のステンドグラスには、横浜市の市章も。

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廊下を進んでいくと、もう一ヶ所見事なステンドグラスに出会います。

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こちらは、見る位置によって、船の大きさや海のバランスが
違って見えるので、実際に行ってお確かめください。

外から見るとこんな形の屋根の下の部屋は・・・

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八角形の貴賓室になっています。

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この部屋は、マッカーサー元帥お気に入りだったとか。

マッカーサー元帥と聞いて、ふと、
「よく空襲で焼けなかったな~」と疑問がわきました。
お聞きすると、このエリアは空襲を逃れたのだそうです。

米軍が、戦後接収して使える建物にあらかじめ目星をつけて
空襲をこのエリアは避けていたのです。
名古屋の白壁地区でお聞きした話もこんな感じでした。

通りに面していない中庭にあたる外壁は意外にもシンプル

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ここは、「見栄」の張り合いのために税金を使って塔を嵩上げするような
お国の建物とは意識が違うようですねcoldsweats02

廊下の先には、会議室などが並んでいます。

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講堂や会議室は実際に使用されているので、
残念ながら内部は見ることはできませんでした。

タイルや壁面の装飾などもよ~く見ると・・・

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細かい装飾がされていました。

市民の皆さんにとっては、格安で借りられる上に
こんなにオシャレなので、大人気の施設なのです。うらやましい~

とても丁寧に説明していただき、
私が建物好きだと知ると、レアな資料までくださったガイドさんに感謝です。

横浜三塔は、このほかにもまだまだ楽しみ方が。

1つ目は、
三塔同時に見える場所をすべてめぐると「願いがかなう」
という都市伝説

2つ目は、
横浜三塔をあらわしたガラスのモニュメント

意外に見落としがちですが、横浜駅ポルタの入口階段にあります

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この右側に、キング、ジャックもあります。待ち合わせに最適!?

ひとつひとつをじっくり知ると、楽しみも倍増しますね。

横浜レトロ建築めぐり あとちょっと続きます。

2014年10月26日 (日)

横浜レトロ建築3~横浜三塔・キング~

横浜レトロ建築めぐり つづきです。

横浜税関(クイーン)から向かった先は、
キングの塔 神奈川県本庁舎

税関の筋向いですが、正面玄関までぐるりとまわると5分ほどdenim

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「キング」の名にふさわしい威風堂々としたたたずまい

表札の漢字もレトロです。

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この建物は1928(昭和3)年に建築されたもので
神奈川県庁舎としては四代目になります。
(三代目は、関東大震災で焼失)

一見洋風に見えるのですが、塔の上をよ~く見るとeye

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仏塔の上に「相輪」のようなものがついています。

洋風建築の上に、和風建築を採り入れたこのような建物は
帝冠様式といわれます。
つい最近、重要文化財に指定されることになった
愛知県庁舎や名古屋市役所と雰囲気が似ています。

高さは48.6メートル
建築時は三塔でいちばん高かったのですが
1934年に建てられた横浜税関の設計変更により
トップの座を譲ってしまうことになるのです。

現役の庁舎ですが、一部見学が可能です。
入口の警備員さんに見学したい旨を伝え内部へ。
(予約や特別な手続きはありません)

玄関の上部からして、この豪華な装飾。

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似たような建築を2ヶ月後に目にすることになりますが、それはまた後日。

正面階段のこのオブジェは、
極楽浄土に咲く幻の花 宝相華(ほうそうげ)を模したもの

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宇宙空間sign02かと思いました(笑)

庁舎としては、かなりムダ遣いですが(苦笑)
歴史的建造物としてみると、価値がありますね。

こちらは、大理石らしきが使われている贅沢な空間です。

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エレベーターは、職員さんたちと同じものを使って6階へ。

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レトロすぎて不安になりますがcoldsweats02 ここは覚悟を決めて!
無事に到着した6階は、歴史展示室になっています。

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パネルなどで建物の歴史などが紹介されていますが
簡易的な資料室という感じでした。

そこから屋上に出ることができます。

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港が一望できる空間です。
現在は、そんなに高く感じない空間ですが、
開港当時は、三塔だけがニョキッと飛び出していて、
さぞかし目立っていたのだと思います。

このパノラマ感がうまくおつたえできないのが残念ですが
ちょっと貧弱なパノラマ写真にて・・・

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左手にクイーン(横浜税関)が見えます。


なお、上記のようなルートで庁舎内の見学ができるのは、開庁日(平日)のみです。

それ以外には、月に一度ほど、
特別に公開される知事室、旧貴賓室などを見学できる日があるそうです。

club神奈川県本庁舎(キングの塔)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f380088/


この後は、3つめの塔、ジャックへ向かいます。

つづく

2014年10月23日 (木)

横浜レトロ建築2~横浜三塔・クイーン~

横浜レトロ建築めぐり つづきです。

今回の最大の目的は 横浜三塔めぐり

横浜港周辺には、明治時代の開港直後に建てられた
歴史的建造物がたくさんありますが、
その中でもトランプに例えられた3つの塔があります。

spadeジャックの塔・・・横浜市開港記念会館
diamondクイーンの塔・・・横浜税関
clubキングの塔・・・神奈川県庁舎

横浜港に入港する船の目印にもなった建物は、
外国人から愛着をこめてトランプのカードに例えられたそうです。

近年、観光スポットとしてもガイドブックに掲載されるようになり
建物好きとしては、これは「訪ねる価値あり」な三塔なのです。


赤レンガ倉庫方面(埠頭)から一番近くにあるのが

横浜税関

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海側(象の鼻テラス側)から見るとこんな感じですが

正面玄関は反対側

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霞が関にある財務省っぽい?

余談ですが「象の鼻テラス」にあった象のオブジェ

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いったいこのペイントは、アートなのか落書きなのかsign02

1階には、横浜税関資料展示室(入場無料)があります。

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入口にいるこのキャラクター、どこかで見たことあるぞ!
そうだっ、さんま家の「まんま」とそっくりだ!
(一応、カスタム君という名前がついているようです)

くだけたキャラクターとは正反対に
内部は税関の歴史、建物の移り変わりなどから
税関のお仕事である密輸取り締まりに関する展示になっています。

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ワシントン条約で指定される動物や加工品は国内持ち込み禁止です。

精巧に作られた偽ブランド品や麻薬密輸に関する展示もありました。

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以前、お隣の国に行ったとき、▼△門市場を歩いていたら
かなり強引に「偽ブランド」ショップに勧誘されそうになり怖かったのを思い出しましたshock

日本人は、はっきり「No」が言えないのでつけこまれやすいのかも・・・
(もちろん私は、「いりません(No thank you)」と逃げてきましたが)

このクイーンの塔は、関東大震災で焼失後の1934(昭和9)年の建築。

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丸みを帯びたイスラム寺院風のエキゾチックな雰囲気。
さらに、外壁もクリーム色でやさしい女性的なイメージなので
この後に訪ねるジャックとキングに比べて小ぶりに見えるのですが
実は三塔の中では一番の高さなのです。

この背景には、「県庁ごときに負けてたまるか」という
お国の役人の意地があったそうで・・・(苦笑)

そんなエピソードも知ると建物めぐりがますます楽しくなるのです。

次は、キングに続きます。

2014年10月17日 (金)

横浜レトロ建築1~赤レンガ倉庫・廃線跡~

今年夏に訪ねた横浜ですが、今頃・・・coldsweats01

メジャーな観光スポットは、「若い頃」行ったつもりでしたが
年を重ねると、レトロ建築など別の視点から見てみたい街です。

みなとみらい線の「馬車道」駅で下車。

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駅構内全体がレンガの装飾で統一されていて
観光気分を盛り上げてくれます。

駅への通路の看板もオシャレです。

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横浜駅近くに宿泊したので、朝のお散歩がてら
まだ営業前の赤レンガ倉庫へ向かいます。

途中、こんなレトロな倉庫や官庁が立ち並んでいます。

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こちらの建物は改築されたものですが、元は「生糸検査所」だそうです。

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周辺の近代的なビルと「新旧の競演」が見られます。

横浜赤レンガ倉庫に到着  (レトロ風に加工してみましたけどpc

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人はまばらですが、一角(有名なパンケーキのお店?)に行列ができていました。

この建物は、1911(明治44)年に完成したレンガ造りで
その後の関東大震災で被災したものの修復され
横浜港の倉庫として大きな役割を果たしました。

しかし、その役割は昭和とともに終わり
歴史的な建造物として保存するための改修が行われ
2002(平成14)年に商業施設として生まれ変わりました。

どおりで・・・私が学生だった頃(一時、神奈川県民やってました)
赤レンガ倉庫が、今のように「観光スポット」としては認識されて
いませんでした。

ショッピングよりも気になるのが壁面や屋根

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レンガにもフランス積とイギリス積があるのよね~ とか

壁はレンガ造りなのに屋根は和風なのね~ とか・・・(笑)

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ちなみにこの瓦は、改修時に葺き替えられているそうですが
もともとは、日本三大瓦のひとつ 三河の「三州瓦」が使われていたそうです。

扉にも倉庫の面影が残っています。

P1000160s

すっかりお化粧直しされた赤レンガ倉庫ですが、
ぐるりと反対側にまわってみるとバックヤードでしょうか。

P1000172s

実際に倉庫として使われている雰囲気がここには残っていました。

赤レンガ倉庫を後に、官庁街に向かって進むと
何やら線路の橋脚のようなものが現れます。

P1000181s

しかし、その上は歩道でした。

P1000182s

これは、かつて山下臨港線(貨物線)として使われた線路の跡。
1965(昭和40)に完成し、20年ほど使われた後廃線となりました。

廃線後は、山下臨港線プロムナードとして整備され
山下公園からみなとみらい地区をつなぐ遊歩道として
景観を楽しみながら散策できるコースです。

今回は、目的地が違うので、歩道から降りようとするのですが
一度、線路に上がると、意外に降りられる場所が少なくて
結局引き返すしかありませんwobbly

目的地は、すぐそこに見えるあの建物です。

P1000175s

レトロ建築めぐりの主役・横浜三塔へ向かいます。

つづく

2014年10月 7日 (火)

小江戸・川越散策 その2

8月に訪ねた小江戸・川越散策のつづきです。

江戸情緒を残す蔵づくりの街並みを南へ進むと
和風建築の中にそびえる、西洋風な建物が目に飛び込んできます。

埼玉りそな銀行 川越支店

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現在も営業中のこの建物は、
第八十五銀行本店として大正7(1918)年に建築されたもので
国の登録有形文化財に指定されています。

P1000101s

レトロな雰囲気が漂う和洋折衷な空間も

P1000085ss

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アメリカの西部劇にでも出てきそうな雰囲気の建物です。

さらにこちらも登録有形文化財の
川越商工会議所

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ギリシャ神殿風の重厚感あるつくりは、
日本橋にある三井本館のミニサイズにした感じ?
こちらも現役で営業中でした。

レトロ建築三昧な街並みを楽しんだ後は
暑さにもめげずsweat01、来た道を引き返し・・・denim

川越まつり会館のディスプレイをちらりと見ながらその横を通り抜け

P1000108s

町名が書かれた提灯が並んでいます。

菓子屋横丁へ突入~

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かつては、この一角に駄菓子を製造・販売するお店が
70軒以上あったとか。

現在は20軒ほどだそうですが、歴史の長そうなお店も現役です。

P1000110s

駄菓子を見るとワクワクするのですが
今回の旅は、都内の地下鉄を経由してきているので買えませんhappy02
車だったら、絶対「大人買い」していたと思います(笑)

駄菓子は買い控えましたが、
川越の名物でもあるサツマイモのお菓子をちょぴり買いました。

1時間ほど街の散策を楽しんで、駅に向かいます。

しかし、これだけでは物足りません。御殿も休館だったし・・・

というわけで、観光案内所に向かい情報収集をして
再び駅からバスに乗って名刹・喜多院に向かうことにしました。

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私には珍しく、かなり「行き当たりばったり」的な旅ですhappy02

つづく

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