カテゴリー「├ レトロ建築(北海道)」の5件の記事

2015年5月24日 (日)

北海道レトロ建築の旅8~旧道庁と北海道大学~

北海道レトロ建築の旅 つづきです。

札幌駅徒歩圏内に宿泊し
翌朝は、朝食バイキングでお腹いっぱいになったところで
お散歩を兼ねてのレトロ建築めぐりとなりました。

北海道庁旧本庁舎

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「赤レンガ」の名で知られる北海道庁の旧庁舎。

森の中にたたずむ洋館は、まるで外国に来た雰囲気。
でも、「あれ?前に来たときとなんだか違う」と感じました。
こんなに小さくなかったのに・・・

もしかして一部解体されちゃったのかしら?と心配したところ
正面ではなく、側面から敷地に入っただけでしたsweat01

碁盤の目のように作られた町なのに、なぜか方向音痴shock

気を取り直して、建物正面からcamera

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ここも例にもれず、日本人<外国人観光客 でした。

この建物は、1888(明治21)年に建築され、
開拓時代の北海道のシンボルとして親しまれてきました。
現在は近くに現庁舎があり、「赤レンガ」は重要文化財に指定され
無料の観光スポットとして公開されています。

約250万個の赤レンガが使われているのだそう。
アーチの門や、赤い星も印象的な建物です。

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赤い星は、開拓使のシンボルとして使われたマークで
今では、サッポロビールのマークとしても知られていますねbeer

中に入って2階へ上がると
廊下には、開拓時代に関連する絵画が展示され美術館のよう

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執務に使われていた部屋が一部残っています。

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これだけの立派な建造物なので、
私としては、建築時の写真とか歴史などをじっくり見たかったのですが
どちらかというと北海道に関する資料館のようになっています。

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北方領土など抱える問題も大きいので、PR活動も必要なのですね。

終戦直後のサハリン(樺太)で起こった悲劇に関する展示は
あまり広く知られていない事実かもしれません。

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記録映像も公開されていて、じっくり見入ってしまいました。


続いて駅をはさんで反対側にあるこちらへ

北海道大学

有名な国立大学ですが、観光スポットとしても有名です。

平日でしたが、若者に紛れ込んで構内見学へおじゃましま~すm(__)m

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正門を入ってすぐ、左側にある「エルムの森」

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ここで構内マップがいただけます。
記念グッズのショップや休憩スペースもありました。

有名なポプラ並木などは、まだシーズンではないので
今回は広大なキャンパスのほんの一部だけを急ぎ足で散策dash

クラーク博士の銅像

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明治9(1876)年に設立された札幌農学校が前身となっている北海道大学は
アメリカから開拓使として招へいされたW.S.クラーク氏が
初代教頭となりました。

この像はちょっぴり小さい胸像。
有名な全身像は、郊外の羊が丘展望台にあります。

農学部の校舎

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旧帝国大学・・・という感じの風格ですね~
農学校がスタートだけあって、農学部の校舎はシンボル的存在。

その近くでレトロな木造校舎を発見eye

古河講堂

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旧財閥・古河財閥の寄付で明治42(1909)年に作られた建物


旧昆虫学及び養蚕学教室

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このキャンパスに残る最古の建物で明治34(1901)年の建築。


今回は、レトロ建築のみどころでもある第二農場の建物が改修中だったのと
銀杏やポプラの見頃のシーズンではなかったのが残念despair

博物館など構内にはみどころもたくさんあるので
ベストシーズンに半日くらいかけて、再び訪ねてみたいと思ったのでした。

エルムの森ショップでは、こんなかわいらしいグッズが買えました~(^^)v

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ポプラから作った「黒板消しストラップ」と
かわいい瓶(一輪挿しにもなる)に入った梅酒です。

このほかにもオシャレな雑貨がありましたlovely


そして札幌を後に、この旅最終の観光目的地へ向かいます。

2015年5月 6日 (水)

北海道レトロ建築の旅4~小樽レトロコレクション~

北海道レトロ建築の旅 続きです。

小樽はかつて国際貿易港を有し
さらに北海道では最初に鉄道が敷設されたこともあり
明治から大正時代には、北海道で最も栄えていました。

そんな小樽には、今でいう都市銀行が20行近くもあり
莫大なお金が動く界隈は北のウォール街dollarとまで称されました。

現在では、経済の中心は札幌に
海運の中心は苫小牧などに移り、さびしい気もしますが
小樽の街に当時の建物が残っています。

そんなレトロ建築をめぐってみました。

旧北海道銀行本店 (明治45年)

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ワインカフェ&レストランとして使われています。

旧北海道拓殖銀行小樽支店(大正12年)

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ホテルとして使われています。

旧三菱銀行小樽支店(大正11年)

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別記事でも触れていますが、洋菓子店「あまとう」が入っています。

旧三井物産小樽支店(昭和12年)

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しかし、これだけ建物があると写真を撮っても
帰ってきたらわけがわからなくなります。

というわけで、こんな看板も一緒に撮っておくと完璧scissors

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旧安田銀行小樽支店(昭和5年)

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旧三井銀行小樽支店(昭和2年)

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平成14年まで三井住友銀行の支店として使われていました。

ほとんどの店舗は外観見学のみということになりますが、
こちらは内部もじっくり博物館施設して無料で見学できます。

日本銀行旧小樽支店(明治45年)

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子供さんも喜ぶ「お金にまつわる楽しい展示」もあります。

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切り刻んだ1億円分のお札ですhappy02

奥には金庫が見え、中にも入ることができますよ。

ちなみにこの建物は、東京駅を手がけた辰野金吾氏の設計。
当時の工事に関する展示などもあり、建築好きにもたまりませんheart04


このあたりが北のウォール街といわれるエリアですが、
さらにショップが並ぶ観光の中心エリア・堺町にも魅力的な建物が。

旧百十三銀行小樽支店(明治41年)

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旧岩永時計店(明治29年)

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レトロな建物は店舗として活躍しているところもたくさんありました。

このような市が指定した歴史的な建物は、店舗、倉庫、住宅など含め
現在70以上あるそうです。

機会があれば、次は郊外にも足を運んで
華麗なる小樽の歴史を彩った豪邸も見学してみたいと思ったのでした。

pc小樽市指定歴史的建造物
http://www.city.otaru.lg.jp/simin/gakushu_sports/kenzo/


翌日は、いよいよあのドラマの舞台へ。

【ももよろず日記関連記事】
pencil北海道おいしい旅2~小樽散策~ こちら
pencil北海道おいしい旅3~小樽みやげ~ こちら

2015年5月 4日 (月)

北海道レトロ建築の旅3~小樽運河~

4月中旬に訪ねた北海道レトロ建築の旅 続きです。

旧日本郵船小樽支店見学の後、北運河へ向かいました。

途中の公園では、噴水はまだ雪よけのビニールを巻かれています。

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冬の名残の残る小樽ですが、(この日の日中の気温は8度くらい)
少年たちは半そでなのでした。

小樽運河といえば、お約束の撮影スポットcamera

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ガス燈のあるオシャレな運河は、小樽のシンボルです。

現地のボランティアガイドさんに教えていただいたのは、
これは往時の「半分の姿」になった運河だということ。

戦後、海運事情の変化で利用が激減した小樽運河は、
昭和40年代頃にはヘドロで埋まり
埋め立てて道路を拡張することが決定していたのです。
しかし、地元の人たちの熱心な保存運動によって
半分を埋め立てるという折衷案に落ち着いたそうです。


そんな中で、往時を忍ぶことのできる幅がこの北運河

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埠頭から運河沿いの倉庫に荷物を運ぶ艀(はしけ)船が行き来していました。

今では、モーターボートのすぐ隣にイカ釣り漁船という
なんともバラエティ豊かな係留地帯。

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観光シーズンになると観光船も発着します。

このあたりの遊歩道は観光客はほとんどなく
地元の方のお散歩コースという風情で、ゆったりとしています。

南下していくと、ここでぐっと川幅が狭くなります。

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左に見えるレトロな雰囲気の漂う倉庫は
「仮面ライダー」でショッカーの基地として使われたのだとか。

よく見ると、いろいろな階段があって芸術性すら感じます。

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遊歩道の壁には、小樽の歴史や詩などが刻まれています。

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やっと、「お約束の風景」に到着denim

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北運河からぶらぶらと歩いて、約20分の道のりでした。

20年ぶりに訪れた小樽運河ですが、「雪のない」運河はお初。
あの頃は、寒さも忘れて雪に埋もれながら歩いたのを思い出します。

倉庫の中をよ~く見ると・・・

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歴史的遺産を守るためには、商業との両立も不可欠なのですね。

記念撮影でにぎわう浅草橋では
カメラをお願いしたボランティアガイドさんがとても熱心な方で、
分厚い資料持参で、運河や小樽の町の歴史について
詳しく説明してくださいました。

私もついつい話に食いついて、たくさん質問してしまいましたが・・・

予備知識を詰め込んで、「北のウォール街」のレトロ建築めぐりへ。

つづく

2015年5月 2日 (土)

北海道レトロ建築の旅2~旧日本郵船小樽支店~

2015年4月19日からの北海道の旅の記録です。

小樽は、まさに20年ぶり。
当時はスキーのついでに立ち寄った小樽。
運河のそばを雪に埋もれながら歩いて、北一硝子やカフェに
立ち寄るくらいでしたが・・・

あれから20年、レトロ建築に目覚めてしまった私にとって
小樽で一番見たい建物がこちらでした。

旧 日本郵船小樽支店

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観光客が集まる中心地からは少し離れた北運河近くです。
水族館行きのバスで10分弱の「錦町」で下車。

東京や横浜にありそうな建物ですが、
小樽にこんな大規模なレトロ建築というのにまず驚きます。

現在も国内トップの海運会社の旧社屋です。

1906(明治33)年に建築された建物は、
重要文化財に指定されています。

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ヨーロッパの町にありそうな総石造りの重厚な建物です。

入館料は大人300円。
今年3月末に修復を終えて、内部の公開が再開されたばかりです。

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ボランティアガイドさんが建物内を丁寧に説明してくださいました。
(予約不要で、滞在可能時間を告げるとそれに合わせてくれます)

内部は、シックな木造という感じがしますが、
石造りの装飾として木が使われているのだとか・・・

照明も当時を再現するためにわざわざ取り寄せているそうです。

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天井は、城郭で格式の高い部屋に使われる
「格天井(ごうてんじょう)」を模したような印象です。

洋風の中にも和の美を採り入れた感じを受けます。

それにしても、当時としては贅沢尽くしの建物ですが、
日本郵船といえば、三菱財閥の中枢となった海運会社です。

以前、三菱を興した岩崎邸(東京)を見学しましたが
あれを見ると、この造りと財力にも納得してしまいます。

金庫室

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海運会社ですので、重要となるものは「書類」
それらは両脇の棚に保管されていたわけですが・・・

ならば正面の扉は・・・

お金を入れる金庫ではなくて、なんと「脱出扉」happy02

あの中途半端な高さは、雪国ならではsnowなのです。

2階へ通じる階段も豪華

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ただ、職員用は別にあり、この階段は賓客用で
年に数回しか使われなかったそうです。

貴賓室

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床は寄木造り、天井は漆喰、豪華なシャンデリア
そして、壁紙は金唐革紙(岩崎邸と同じ技法です)といった豪華絢爛さ。

奥の壁の色が違うのは、当時の金の輝きを復元したものです。
(経年で、かなり黒ずんでしまいましたがそれも趣があります)

この奥は、広い会議室になっています。

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この部屋は、日露戦争で日本が勝利した後
樺太(サハリン)の国境策定会議が開催された歴史的空間。

隣の部屋(当時の食堂)には
樺太に関する資料も展示されています。

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日本が、陸地に国境を持った時代の証です。

この建物の設計は、佐立七次郎氏

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現存する建物が少ないためあまり知られていませんが
工部大学校(現在の東大工学部)の一期生で、
同期には、東京駅を設計した辰野金吾、
迎賓館を設計した片山東熊などがいます。

職人は、地元小樽の人たちで、
当時、国際貿易港を構えたこの地には、腕利きの職人が
たくさん集まっていたのだそうです。


豪華な建物を見た後に、ちょっとびっくりだったのがこちら。

宿直室や休憩所、トイレなどが入る建物(瓦屋根の平屋の建物)

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支店の建物とのギャップが大きすぎませんか?

当初30分の予定でお願いした案内でしたが
夢中になってしまい、1時間ちょっととなってしまいました。

お付き合いいただいた女性のガイドさんありがとうございました。

たっぷり見学を楽しんだ後は、北運河へ向かいます。

つづく

【ももよろず日記関連記事】

pencil東京・明治レトロ~旧岩崎邸庭園~(2012.1) こちら
pencil横浜レトロ建築~馬車道周辺~(2014.11) こちら

2015年4月26日 (日)

北海道レトロ建築の旅1~小樽駅~

2泊3日の行程で出かけた北海道の旅。

4月の半ば過ぎ、まだ桜には少し早い季節で
観光シーズンとしてはオフシーズンの様相ですが
目的は、自然よりも建築と工場。

小樽・余市・札幌をめぐった旅の記録です。

新千歳空港でさんざん食べ歩き&買い出しをした後
快速エアポートで小樽へ向かいました。

今回はレンタカーを使うことなく道内は列車で移動。
千歳~小樽の間は快速で1時間。
広い道内にしてはアクセスもよく、列車の便も多いです。

静岡はすっかり桜も散っているというのに、
北海道はまだまだ冬景色。

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おまけに空の色が危うい・・・wobbly

小樽駅に到着

小樽は、1880(明治13)年と、国内でもかなり早い時期に
鉄道が開通した町で
昭和9年に建てられた「三代目」の駅舎は有形文化財。

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どこかで見たような建物ですが、上野駅を模しているのだそうです。

内部は、近年改装されたそうで、
構内には小樽らしいランプが装飾されています。

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天井は東京駅っぽい?

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ランプのある駅舎も素晴らしいのですが、
ここには、もうひとつ隠れた名所が・・・

昭和を駆け抜けたヒーロー 石原裕次郎さんが4番線ホームに

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ある年代以上の方は大喜びなスポットですが
例にもれず、一緒に行った母はハイテンションになっておりましたlovely

観光の中心になる運河へは、徒歩でも10分ほどですが
今回の旅では、どうしても訪ねたい場所があり、バスに乗車。

10分弱でバスを降りると・・・

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なんともノスタルジックな廃線跡
1985(昭和60)年に廃線となった手宮線です。
建物の雰囲気といい、ここにもかなり昭和な匂いがプンプンですpig

そして、青空も見え始めていたのですsun

私の目指す最大の目的地に到着~

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旧 日本郵船小樽支店

重厚な石造りの建物。
これがお役所でも邸宅でもなく、企業の建物というのにも驚きます。

つづく

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