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2015年1月

2015年1月28日 (水)

旧八百津発電所

昨年10月に栗きんとんのお買い物で訪ねた
岐阜県・八百津町にある重要文化財を見学してきました。

旧八百津発電所

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レトロで可愛らしい建物ですが、これが水力発電所
教会!?と思っても不思議ではない外観です。

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寺社などでよく見かける看板が立っています。

明治44(1911)年に完成し、昭和49年まで発電所として使用された建物は、
重要文化財に指定されています。

八百津発電所は、木曽川水系初の本格的な発電所。
この後、上流に次々に造られていく発電所の先駆けとなりました。


内部は、
発電と送電のそれぞれの設備がある建物が一体となっています。
実際の建物がそのまま資料館として利用されています。

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資料館入口となる右側の建物は、送電設備の部屋

実際に使われていた設備がほとんどそのままレイアウトされています。

碍子(がいし)は、まるで陶器の芸術作品art

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私の部屋のインテリアにもひとつ欲しいくらいlovelyです。

母線室

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発電機から流れてきた電気の電圧を高めるための装置

棟が続いた隣の建屋に向かうと・・・

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丸窓の白いオシャレな建物にはどう見ても不釣り合いな
ごっつい鉄の塊がゴロゴロしています。

カタツムリというか、タコの足にも見えるこれは水車

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この水車には日本語でメーカーが書かれていますが
土台を見るとアメリカ製だった形跡が。

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創業の明治末期には発電のための国産の設備はありませんでしたが
のちに技術が進んで、国産に代わっていったことがわかります。

発電設備の一角にはこんな展示も見られます。

P1000997s

すぐ外を流れる木曽川は、上流の木曽の山から切り出される御用材を
伊勢神宮へ運ぶ重要な水運でした。
もちろん輸送ルートは変わりましたが、
先の遷宮でも上流から木材が運ばれてきたんですね。

送電棟の2階は、郷土の文化などを紹介する展示室。

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2階から眺めると、発電機だけでなく、
メンテナンス用のクレーンも迫力があります。

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また、壁をよく見ると白い漆喰の内側からレンガが・・・

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わざわざこんなに塗りたくらなくてもいいのに~
(レンガでも十分に重厚感あるはず)
この他にも、漆喰の壁には発電所とは思えない装飾も施されています。

「西洋に追いつけ・・・」という勢いがあった
ちょっぴりバブリーなdollar時代の名残ですねdash

館内の係の方は
私が「発電所&レトロ建築好きlovely」な私の質問にも
とても親切に説明してくださいました。

外には、水路のあとも一部残されています。

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放水口発電所

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大正時代に増設された二次的な発電所です。

この他に、貯水槽なども残り
建物だけでなく、一連の発電所としての遺構をめぐることもできます。

発電所というと女性は近寄りがたいイメージですが
ここは、建物や展示内容に女性が楽しめる要素があってオススメです。


pc八百津町ホームページ
http://www.town.yaotsu.lg.jp/

【ももよろず日記関連記事】
pencil丸山ダム見学(2012.10)
pencil木曽の桃介橋(2012.5)
pencil八百津の栗きんとん(2012.10)

2015年1月24日 (土)

熊本の旅9~三池炭鉱万田坑・その2~

熊本の旅 つづきです。

三池炭鉱万田坑(熊本県荒尾市)での見学ルートの中で
メインスポットともいえるのがこちら

第二竪坑巻揚機室

2階へ上る階段の頭上に見えるのがこれ。
このワイヤーを巻揚げ、作業員のケージを昇降させました。
約260メートルの地下まで1分ほどで昇降していたそうです。

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2009年に修復・整備されたそうです。

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再び外観です。
レンガの建物が巻揚機室、鉄製の櫓が第二竪坑櫓

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櫓の高さは、18.8メートル。明治41(1908)年竣工です。

さらに進むと軌道跡が、敷地内の各所に見られます。

これらは、三池炭鉱専用鉄道につながり
その先、三池港から石炭の輸出などが行われていました。

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この一帯は、広範囲にわたり
三池炭鉱関連の産業遺産が各所に残り、世界遺産候補にもなっています。


見学ルート最後に向かったのは第一竪坑櫓跡

第一竪坑は、採取された石炭を地下から引き揚げるのが主な役割で
第二竪坑の倍ほどの規模(櫓の高さは約30メートル)がありました。

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しかし櫓は昭和29年に解体され、
北海道で第二の人生を歩んだ後に役割を終えたそうで現存していません。

一部コンクリートやレンガだけがその形跡を残しています。

さらに、この奥を進んだ空間から周辺を見渡すと
1キロほど先の福岡県・大牟田市にある宮原坑の櫓が見えます。

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カメラの望遠レンズがGood jobgood

1時間の案内ではかなり急ぎ足となってしまいましたが
第一竪坑跡まで広範囲にわたり丁寧に案内していただきました。

ボランティアガイドさんと解散したあと、
名残惜しく写真を撮っていた?私に、さらに別の係員の方が
撮影スポットなどを案内してくださいました。

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このあたりが、ベストフォトスポットcameraのようです。

時間が許せば、まだまだゆっくり見たいところもありましたが
この日は、これでタイムアウト~clock

世界遺産に登録されれば、ここも一気に人が押し寄せるでしょう。

足場が悪いところや老朽化した構造物もたくさんあるので
見学にはこれから制約がでてくるのではないかと思われます。
(富岡製糸場もいろいろとありましたからね・・・)


2泊3日の熊本の旅は
戦国時代の名城から明治から昭和にかけての
近代化遺産まで、ぎっしりみどころのつまったものでした。
内陸の黒川温泉や阿蘇にも数年前に行きましたがいいところでした。
また、いつかゆっくりめぐってみたいと思います。

熊本の旅 完 

2015年1月18日 (日)

熊本の旅8~三池炭鉱万田坑・その1~

熊本の旅 いよいよ最終章に近づいてきました。(長っ・・・)

最終日は福岡空港から帰路につくため
天草から福岡に向かう道中、こちらに立ち寄りました。

県境に近い熊本県荒尾市にある
三池炭鉱万田坑(みいけたんこう・まんだこう)

notes月が出た出た~ 月が出た~notesでおなじみの
民謡「炭坑節」にも登場する三池炭鉱です。

明治末期から昭和初期にかけ、
三池炭鉱の中でも主力とされる坑口のあった場所。
1997年に完全に閉山した後、
炭坑施設として、はじめて国の重要文化財に指定されています。

世界遺産登録の候補「明治日本の産業遺産革命」
構成要素のひとつにもなっています。

 【追記】 2015年に世界遺産に登録されました。

当時の建物や竪坑跡が残された敷地内では、
ボランティアガイドさんによる無料案内もあります。
(1日6回程度・有料施設区域への入場料が必要)

P1010548s_2

万田坑ステーションという施設で、ガイドさんをお願いし見学スタート。

施設内には、施設の全体模型や炭鉱の歴史を紹介する資料が展示されています。

こちらで10分くらい説明を聞いて、いよいよ屋外へdenim

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かつての門があった場所と思われますが、その周辺は更地になっています。

少し進んだ塀の内側(右下の門から)が有料エリアとなります。

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写真で見ていたイメージでは、
上記写真の建物だけを見学するものだと思っていましたが・・・

予想以上に施設が現存していて、内部まで見学することができます。

神社(山ノ神祭祀施設)跡

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常に危険と隣り合わせの炭鉱での安全を祈願のための施設。
案内の看板も統一されて見やすく作られています。

ポンプ室

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海岸に近いこともあり、炭鉱のある地下からは大量の水が出ました。
それらを処理するための排水ポンプや動力関連の設備がありました。

大量の水・・・といえば、黒部ダム工事(大町トンネルの掘削)を思い出しました。

事務所

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1997年の閉山まで事務所として使われていた建物です。

この建物周辺では、映画「るろうに剣心」(2012年公開)のロケが行われた
そうです。

P1010622s_2


浴室

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黒い洗面器は、気性の荒い炭坑夫が投げても大丈夫なように
ゴム製なんだとか(笑)


いよいよメインの建物へ入っていきます。

第二竪坑

P1010579s

この貨車に人々が乗って作業員が地下260メートルへ向かいました。
20人ほど乗れるそうですが、どれだけ窮屈だったことでしょう。

この第二竪坑は、作業員の移動と、排水に利用されていましたが
現在は、埋められています。

信号所の手書きの掲示物が時代を物語っていました。

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この後に、メインともいえる見学場所へ向かいます。

レンガの建物内(この奥)にある第二竪坑巻揚機室

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入口には石炭が展示してありました。
売店には、小さいものが100円で売られていたので記念に購入scissors

続きます。


2015年1月 4日 (日)

熊本の旅7~天草・その2~

あけましておめでとうございます。
本年も当ブログ ももよろずハイパーをよろしくお願いします。

さて、年をまたいでしまいますが、熊本の旅 つづきです。

天草めぐりはグルメも風景も盛りだくさん。
まさかこんなに時間がかかるとは・・・というわけで
ここにたどりついた時には、すでに午後3時過ぎ。

崎津天主堂

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実は、ここも世界遺産の登録候補となっています。
(2016年の『長崎の教会群とキリスト教関連遺産』のひとつ)

 【追記】 2015年に世界遺産に登録されました。

現在もこの町の3分の1を占めるという
キリシタンの方々の大切な礼拝のための現役の教会です。

ゴシック様式のこの建物は、昭和9年に建築されたものですが
ここが世界遺産の候補になっている理由は
漁村集落の中に溶け込む教会の風景と文化が大きな理由。

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駐車場から路地を歩くこと2~3分。民家の先に教会が見えます。

(今回は時間がなくていけませんでしたが)湾の反対側に渡ると
また珍しい風景に出会えると思います。

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教会の内部は撮影禁止ですが、畳敷きになっています。
祭壇のあるところは、かつてキリシタン弾圧の際に
踏絵が行われた場所なのだそうです。

ヨーロッパで見るようなゴージャスさはありませんが
シンプルだけど暖かみがあるステンドグラスが印象的でした。

マリア様のいる池も和風です。

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こんな看板を見つけ、民家の軒先をを通り抜けdenim

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その先には、そのまま船でGoshipsign02

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路地を歩いていると、ここのお店のおじさんが、この土地のことを
丁寧に解説してくださいました。
奥さんはお茶まで出してくださって、暖かくもてなしていただきました。

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もっと早く来れば、名物のこれも買えたのに・・・残念weep


続いて向かったのは、崎津天主堂から車で約10分ほどの

大江天主堂

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ロマネスク様式の現在の建物は、
昭和8年にフランス人のガルニエ神父によって建てられました。
こちらも礼拝がなければ、内部を見学することができます。

写真はありませんが、教会の手前にあるお墓は、
和型の墓石の上に、十字架が乗っている特徴あるものでした。
(長崎を含むこの周辺は、掘られた文字が金色になっているのも独特です)

丘の上に立つ教会からの眺めものどかな雰囲気です。

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天草の西岸にあるこの地域は、
(天草・島原の乱の中心から離れていたため)
乱に参加することができなかった一部のキリシタンが生き残り
「隠れキリシタン」として信仰を続けました。
彼らの足跡を残す教会群なのです。

この日の宿泊先へ向かう(戻る)道のりでは
ちょうど日没の時間となりました。

このあたり、サンセットロードと名付けられているそうで
風光明媚な海岸沿いの道路が続きます。

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天草にも「下田」があるんですね。なんだか不思議。

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天草では、天草松島にある「ホテル竜宮」に宿泊しました。

お魚好きな私は、海の幸たっぷりなごちそうに大満足

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この後も、お刺身盛り合わせ、蛸のやわらか煮、アワビ陶板焼き、天ぷら・・・など
魚介づくしのお料理です。

天草を後に、3日目は、
またまた、世界遺産候補になっているあの場所へ向かいます。


★☆天草のオマケ★☆

天草の道路沿いでは、こんなものが時々転がってsign02ます。
使用済みのブイをくまモンデコレーションhappy01

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