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2014年5月

2014年5月28日 (水)

春の奈良旅8~高松塚古墳~

春の奈良旅 つづきです。

石舞台古墳からバスで10分ほどで到着。
やっぱりバスは楽ですね~(笑)

高松塚古墳

バス停(駐車場)から道路を渡り、広々した公園を通り抜けます。

P1020007s

約10分ほど公園内を進んでいくと・・・

こんもりした帽子のような山が高松塚古墳

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7世紀後半の藤原京の時代につくられたといわれる
円墳です。直径23m、高さ5mほどです。

P1020013s

1972年に内部から極彩色の壁画(後に国宝指定)が
発見されたことで一躍注目を浴びた古墳です。
(現在の古墳は発掘調査後、埋戻し復元したものです)

保存の関係上、この内部には壁画はなく(修復中)
残念ながら今後も公開はあまり期待できないようですweep

古墳は外観のみ(周囲を一周できます)の見学となりますが
すぐ近くに発見された壁画の模写が展示されている
高松塚壁画館があります。

P1020014s


展示館の中では、発見された当初の絵を忠実に再現したものと、
一部消失している部分を修正して見やすくしたものが
左右の壁に対比して展示されています。

1300年近く光を通さない空間にあった壁画は
(模写を見ても)鮮やかにその色彩が残っていることがわかります。
また描かれた人物を見ると、大陸(朝鮮方面)の影響を受けた絵のように
感じました。

P1000719

館内は、撮影・模写禁止ですので、チケットとパンフレットのイメージで。

説明員の方が絵画や副葬品にいたる展示物を
大変熱~く説明してくださいましたが
予備知識が不足している私には正直難しい部分も・・・

そして、この古墳は誰が葬られているのかは謎のまま。
考古学者たちが熱~く真相を研究しているそうです。

ちなみにこの高松塚古墳の数キロ南西には
最近注目を集めるキトラ古墳もあります。

未知なる世界・古墳時代に足を踏み入れた私
これから真剣に勉強する気になれば、それはすごいことです(爆)


高松塚古墳から歩くこと5分程度の場所にある

天武・持統天皇陵

P1020017s

ただの丘、あるいは城跡(飛鳥にはありませんが)に見えてしまいそうですが
近くまで行くと、ここが天皇陵であるということを示す看板。

P1020019s

ご夫婦であった天武天皇と持統天皇。
旦那さんである天武天皇を祀るために7世紀後半に造られた古墳ですが、
その後、持統天皇も(天皇で初めて火葬され)合祀されています。
内部は、八角形墳になっているそうです。

P1020020s

上から見下ろすと正面に高松塚古墳の森が見えます。
周辺の森のようなところは、多くが古墳なのです。

P1020021s

この飛鳥は、かつては日本の都でありながら
現在は、大きな寺院もなければ宮廷跡のようなものもありません。
あるのは、森のような古墳

そして・・・
こんな面白い奇岩や巨石があちこちに(笑)

亀石

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長さ3.6m、幅2.1m、高さ1.8mの巨石に、不思議な顔が掘られています。
お寺の境界を示す石標の他諸説ありますが、結論は謎のままcoldsweats02

お天気がいいので、また歩いてしまいました。
バスの1日券のもとが取れそうにもありません(爆)

次に向かうのは最後の訪問地・橘寺です。


つづく・・・(やっと完結です)

2014年5月25日 (日)

春の奈良旅7~石舞台古墳~

春の奈良旅 つづきです。

それまでの史跡は人もそんなに多くなかったのですが
ここでは駐車場も広々とし、周囲にもお店が立ち並んでいます。
どうやら飛鳥めぐりの中心はこのあたりのようです。
(ここに来てやっと気づいたマヌケな私ですsad

石舞台古墳(いしぶたいこふん)

P1010979s

桜が満開の中に「巨石」という不思議な風景です

近づいてみると・・・  でかっeye

P1010993s

7世紀初頭にここに作られたと考えられる古墳は
方墳(ほうふん=四角形の古墳)形の古墳でしたが
本来、石室を覆っていた盛土が何らかの理由で失われ
石室がむきだしになってしまったという珍しい遺跡です。

このつくりから、完全な形の方墳は
一辺が55メートルほどあったと考えられています。

これまた解明されていませんが、
蘇我馬子(そがのうまこ)のお墓というのが有力説だそうです。

反対側にまわってみました

P1020004s

この季節しか見られない旬な風景cherryblossom

石に顔があるようにも見えてしまうのです。
まるで、桜のお布団をかぶった仏像みたいな・・・
(タイで見た、寝ころんだ?仏像を思い出してしまいました)

全体の高さは約5メートル、長さは約20メートル。
30個近く使われている石の総重量は約2300トン
天井石は約77トンだそうです。

(16~17世紀の)お城の石垣を見るたびに
「クレーンなんかない時代に、これだけのものを運ぶなんて・・」と
いつも感心してしまうのですが、
さらに時代は1000年以上前のことかと思うと気が遠くなりますwobbly

大きな石の真下、石室の中に入ることもできます。

P1010997s

P1010988s

高さはありますが、面積としてはあまり広くありません。

ここは本来、石棺が納められていた空間。
その石棺も埋葬品も(盗掘されたようで)発見されていませんが、
資料などから推測して復元された石棺がすぐ近くに展示されています。

P1010999s

この一帯が国営飛鳥歴史公園として整備されています。

P1010996s

P1020002s

さすが国営、広々とぜいたくに土地が使われています。

建物を見るのとはまた違った面白さのある史跡でした。

今度は、ちょうどバスに間に合いました。
バスに乗り込んで向かったのは、高松塚古墳です。

つづく・・・

2014年5月22日 (木)

春の奈良旅6~飛鳥寺~

春の奈良旅 つづきです。

甘樫丘(あまかしのおか)から
てくてくと歴史的なお屋敷の残る町並みを歩きます。

P1010956s

寄り道しないで歩けば10分弱で飛鳥寺へ到着です。

P1010959s

ここが日本初本格的寺院
6世紀末頃に、蘇我馬子(そがのうまこ)によって創建されました。

このお寺は、かつては「法興寺」「元興寺」とも呼ばれていました。
平城京遷都にともなって移転したのが、
奈良市中心部に残る世界遺産の元興寺です。

前日行ったばかりで、このつながりわかりやすかったです。

現在の敷地は広くありませんが、当時はこの20倍ほどあったとか。
法隆寺の数倍というほうがわかりやすいですね。

P1010969s

この本堂の中に、飛鳥大仏がいます。

日本最古といわれる仏像ですが
仏像にしてはめずらしく撮影OKとのこと

P1010962s

高さは2.7メートル。思っていたほどは大きくありません。

しかし、これだけの年代もので、国宝ではないのはなぜ?と
疑問に思っていたのですが、
その理由は、火災にあったり、野ざらしになって何度も修復されているため。
当時から残るのは顔と手の一部だけなのだそうです。

いざ、撮影OKと言われても
さすがに仏さまはバシバシ撮れないものですねcoldsweats01

かろうじて左右それぞれ1枚ずつ・・・

P1010964s

この大仏さまは、左と右とで顔の表情も違います。

一般的によく見る仏像に比べると
顔も大きく、外国人っぽい彫の深い顔立ち。

(国内で仏像が作られるようになった)平安から鎌倉時代にかけてのものと
明らかにその表情が違うのがわかります。

顔がつぎはぎされた様子は痛々しくも見えますがweep
日本の国のはじまりから1400年以上見守っている貫禄も十分です。

そして、本堂からこの庭を通って入口とは反対側へ向かいます。

P1010967s

そこにあったのは、蘇我入鹿の首塚といわれる場所。

P1010970s

あまり良い響きの場所ではありませんがsweat01
日本史の教科書でも歴史上大きな出来事として登場した大化の改新の舞台となる
重要スポットなのです。


飛鳥寺の御朱印です

P1000654

ここから次の目的地には、バスに乗ろうと決めていましたが
またしてもゆっくり見学してしまい、乗り遅れてしまいました。

というわけで、1.5キロの道のりをてくてくと歩きます。

かつては、飛鳥京という国の中心でもあった地は
のどかな田園風景が広がっています。
平日なので、歩いている観光客はまばらです。

途中には、酒船石遺跡という看板を発見し、寄り道です。

公園のように整備された敷地内には、酒船石遺跡のほか
万葉文化館という施設もあります。

P1010973s

行き当たりばったりなので、よくわからないままに入場料を払って見たものは
これ。

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亀形石造物というらしい・・・
(失礼ながら手前だけ見ると便器のように見えなくもないけどwobbly

つい最近(2000年頃)に発見されたばかりの遺構らしいのですが、
7世紀頃、祭祀に使われたのではないか、という謎の石造物。

プロが見ても謎なので、私のような人間には到底理解できません。
ここは、解説員がいないとちょっと難しい場所でした。


そんなわけでてくてくと1.5キロほどの道のりを歩き
向かうのは石舞台古墳です。

つづく・・・

2014年5月15日 (木)

春の奈良旅5~桜満開の甘樫丘~

春の奈良旅 つづきです。

橿原神宮駅前から飛鳥めぐりスタートです。

飛鳥の史跡は、京都や奈良市街地と違って
建物ではなく古墳など遺跡が多く、それらは点在しています。
交通の便は、お世辞にも良いとはいえず、
(自家用車以外では)レンタサイクルまたはバスということになります。

気候もよく、絶好の自転車日和sunなのですが
ここ数年ほとんど自転車に乗っていない私。
乗れないことはないけれど、かなり自分でも危険dangerだと認識。

というわけで、1日乗車券を購入し、
橿原神宮駅と飛鳥駅を結ぶ周遊バス・かめバスを利用します。

第1便のバスに乗り10分ほどで到着したのは
甘樫丘(あまかしのおか)

バスに乗っていた人のほとんどが降りたので
バス停から先の動きは、流れについていきました(笑)

P1010934s

かなり広々とした公園のようです。

遊歩道の木々は、春まであと少しといった感じですが

P1010937s

10分近く坂道を登っていった先には・・・

桜がほぼ満開の
360度パノラマの感動的な風景が広がっていました。

P1010938ss

例年より1週間ほど早い開花だそうです。

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P1010947s

標高143mという展望台はそんなに広くありませんが、
人も多くなく、ゆったりした空間。木のテーブルや椅子もあります。

最近は、桜を愛でるといえば
桜もほどほどの量で、何より人口密度が低いところを求める私には
願ってもないスポットでした。

甘樫丘は、飛鳥といわれるこのエリアのほぼ中心。
かつては、蘇我蝦夷・入鹿親子がこの地に邸宅を構えていたといわれ
飛鳥の中でも絶好の立地であるといえます。

甘樫丘から次に向かうのは、飛鳥寺。

少し距離はありますが、バスは1時間に1本なので
歩く方が効率が良いのですdenim

スケジュールはあってないようなものなので(笑)
看板に興味をそそられると、とりあえず立ち寄ってみます。

道の駅のようなところに併設された資料館へ。

P1010955s

明日香村埋蔵文化財展示室

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入場無料のこじんまりした展示施設です。
古墳の石室の模型や飛鳥時代の衣装、出土品などが展示されています。
石舞台古墳が造られた過程を説明するVTRはみごたえがありました。

それにしても良い展示があるのに、地味な展示館でしたcoldsweats02

この後、飛鳥を巡ってみるとわかるのですが「~館」と名のつくような施設が
複数点在しています。
多分、自治体の関係で複数の「はこもの」ができてしまった結果なのでしょうが・・・

もっと集約したら観光客も訪れやすくなるし、
貴重な文化財がもっと注目を浴びるのに・・・ともったいない気がしました。


そして、この地に来てふと疑問・・・

明日香飛鳥、どちらも「あすか」ですが、表記がいろいろ。

P1010951s

ざくっと調べてみると、どうやら現在の地名(行政区)が明日香(村)
史跡のある地域や時代などをあらわすのに飛鳥が使われるようです。
(さかのぼると、そんな単純には区別できないほど混戦状態ですがcoldsweats02

飛鳥寺へ続きます



pc明日香村埋蔵文化財展示室
http://www.asukamura.jp/shisetsu/maizobunkatenji.html
pc飛鳥京観光協会
http://www.asukakyo.jp/

2014年5月12日 (月)

春の奈良旅4~橿原神宮~

春の奈良旅 つづきです。

奈良県内は、奈良公園周辺と法隆寺周辺以外はお初となります。

今回の旅では、2日目に飛鳥を予定していたので
そこからほど近い橿原(かしはら)神宮前に宿をとりました。

前日とは打って変わって、快晴sun
ただでさえ旅に出ると早起しなきゃ損なのに、このお天気。

朝のすがすがしい空気を求めて橿原神宮へお詣りです。
鳥居の入口までは、駅から徒歩で10分ほどの距離です。

P1010916s

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貸切状態で歩く参道は、気分いいものですhappy01

橿原神宮は、初代天皇・神武天皇が祀られている神社です。
この地で即位したという「日本書紀」の記述に基づき、
明治23年(1890)に建てられました。
神宮の北側には、神武天皇陵があります。


この翌週に、春の神武祭という大きなイベントが開かれるため
すでに照明などの足場が組まれるなど準備が進んでいました。

P1010919s

嵐の前の静けさ・・・ともいうのでしょうか?
お祭りのタイミングは逃しましたが、この静寂感に私は大満足です。

この南神門をくぐると拝殿や本殿が立ち並ぶ空間へ。

P1010923s

外拝殿も荘厳な雰囲気が漂っています。

P1010924s

掃き清めたばかりの砂利の上を、どのように歩こうかとためらいますdenim

この奥には、内拝殿、そして本殿などが建ち並んでいます。
本殿は、京都御所の賢所(かしこどころ)を移築したものだそうです。

P1010925s

参拝後に、拝殿左手の建物(神楽殿?)で御朱印をいただきます。
やはり、神社は午前中の早い時間に御朱印をいただきたいものです。

P1000686

南神門を出て正面に進むと、深田池があります。

P1010921s

池を囲むように桜もちらほらと咲き始めていました。


日本の「国」のはじまりがこの地。
清々しい気分になって、いよいよ飛鳥の散策スタートです。

P1020068s

ホテルのロビーにいた、奈良のゆるキャラたち。
「せんとくん」と「まんとくん」?

2014年5月 5日 (月)

春の奈良旅3~唐招提寺~

春の奈良旅 つづきです。

奈良市街地から近鉄橿原線に乗って西ノ京駅へ
ここは、隣接して2つの世界遺産が立ち並ぶエリア。

今回はそのひとつ唐招提寺へ向かいます。

P1010863s

唐招提寺は、759年(天平時代)に鑑真和上が創建した寺院。

実は、今回はリベンジなのです。
2007年4月に訪れた時は、
下調べもせずに出向いたらなんと平成の大修理まっただ中wobbly

Img_3333

今でこそ、「工事現場」「修復中」なんて聞くと、率先して出向きますが(笑)
この時は、「せっかく来たのに、どういうことなんだ!」と
自分の準備不足も棚に上げ、がっかりしたものでした。

素屋根内では、修復の様子などをビデオ上映していましたが
その現場は、姫路城修復のような「見せる演出」という感じではありませんでしたweep

というわけで修復を終えた金堂を拝観です。


P1010861s


阪神淡路大震災で被害を受けただけでなく、
それまでの建築上の問題も発覚し、大修理には10年もかかっていました。

扉越しの拝観となりますが、
内部には、ご本尊の盧舎那仏、薬師如来、千手観音が並んでいます。

建物の規模は大きくないけれど、法隆寺同様に
その歴史の深さなどを感じるには十分な雰囲気が漂っています。

P1010865s


金堂の奥にある講堂では、大修理のパネルや模型などの資料が
展示されています。個人的には、ここでテンションアップupwardrightです(笑)

境内の桜は多くありませんが、ちょうど見頃を迎えていました。

P1010870s
さらに奥に進み、開山堂、御影堂の周辺をぐるりと一周します。

前回は、ここで引き返してしまったのですが、
人の流れが進んでいく方向について行ってみると・・・

P1010872s

土塀づたいの門をくぐると、その奥には、鑑真和上の御廟があります。

P1010873s


実は、この沿道の風景が素晴らしいshineものでした。

P1010876s


緑の美しい苔庭です。こんなにきれいな苔庭は初めて見ました。
近くで見ていた人の言葉を借りると、まるで「苔の雲海」です。

前回も同じ時期に訪ねているというのに
これを見ないで帰った私は、アホでしたね~(泣)


御朱印は、出口近くの売店横にある御朱印所でいただけます。

P1000676


今回は、唐招提寺の御朱印帳を買い求めるつもりで行ったのですが・・・
なんと3種類もありました。

P1010883s


左が定番のものだったのですが、
限定ものに弱い私、御朱印帳では珍しい明るい色(真ん中)を選びました。
お話をうかがうと、鑑真和上にまつわる由緒ある柄ということもあり・・・

この御朱印帳の柄は、鑑真和上の1250年御諱(ぎょき≒回忌)の記念に
制作されたものです。
この柄は、鑑真和上が仏舎利を包んでいたとされる布(レース)を
モチーフにしたもので、日本最古のレースといわれています。
同柄の御朱印袋も用意されていました。

pc唐招提寺
http://www.toshodaiji.jp/


今回は時間の都合で、薬師寺には立ち寄りませんでしたが
どうしても気になっていたものがあり、周辺をぐるり一周。

実は、薬師寺の東塔が修復中なのです。
(~平成31年まで)

P1010888s

境内に入らなくても、その大きさは実感できます。

その工事中の素屋根と西塔が重なって見える場所があるというのを
何かの雑誌で読んだのですが・・・

一周した挙句に近鉄沿線側でした(方向が感覚なくて反対にまわってました、私)
木々や架線で眺めはいまいちでしたねweep

P1010896s


その変わりといってはなんですが、素晴らしい桜並木に出会いました。

P1010890s

薬師寺の東側を流れる秋篠川沿いです。

西ノ京周辺は、のどかな田園地帯が広がり
この2つの世界遺産以外にも周辺には古墳などもあります。

お天気がよければゆったりと散策が楽しめるので
拝観以外にも時間に余裕をもって出向きたいエリアです。


翌日は、いよいよ飛鳥へ向かいます。


pc薬師寺
http://www.nara-yakushiji.com/index.html




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2014年5月 2日 (金)

春の奈良旅2~元興寺と奈良町

春の奈良旅つづきです。

興福寺の南、猿沢の池を抜けてさらに南へ進むと
古い商家などが立ち並んでいます。

その中に、ぽつんとたたずむ小さなお寺が

元興寺(がんごうじ)

P1010833s

1998年に世界遺産に登録された古都奈良の文化財のひとつです。

古都奈良の文化財は、このほかに
平城京、東大寺、興福寺、唐招提寺、薬師寺、春日大社、春日大社原生林

上記は知名度もあるものが多いのですが
元興寺はつい最近知ったばかりのお寺でした。

歴史は古く、日本最古の寺院といわれる法興寺(現.飛鳥寺)が
平城京遷都にともなって、移転したものです。

かつては、広大な敷地のお寺でしたが、度重なる火災などで
建物が焼失してしまったため、現在の地に残るのみ。

その中で、中心となるのが
国宝の極楽房

P1010834s

僧侶たちが修行をする僧坊を鎌倉時代に改築したもので、
内部には、ご本尊・智光曼荼羅が祀られています。

他の世界遺産に比べると、地味な感じがしますが
この建物には、貴重なものが残っています。

P1010841s

極楽房からさらに奥に続く禅室の瓦の一部は
飛鳥時代の瓦を再利用しているそうです。

P1010837s

upwardrightこれが1300年前の瓦です。
行基葺きといわれる独特の瓦様式で、くっきりと違いがわかります。

境内といっても本当にこじんまりしています。

P1010839s

そして、もうひとつこの中にも国宝があるのです。

P1010842s

こちらの収蔵庫の中にあるのは、高さ5.5mの五重塔

近年作られたミニチュアかと思うくらい保存状態が良いのですが
なんと奈良時代の「建造物」なのです
小さいながらも、内部まで精密に造られているため「建造物」として
国宝に指定されているものです。

建造物好きの私はテンション上がりますが・・・やっぱり小さい(爆)
残念ながら写真撮影は禁止ですが、訪ねたら必見eyeです。

その他にもこの収蔵庫には、重要文化財級の仏像などがゴロゴロしています。

繁栄の道を歩んだ興福寺や東大寺と対照的に
現在は、地味な収蔵庫に眠る仏像たちですが
訪れる人も少ない分、のんびりと仏像などを眺めることができます。

いただいた御朱印には「智光曼荼羅」と書いてあります。

P1000655


元興寺を出たあとは、その周辺「奈良町」を散策です。

古い商家などが立ち並んで風情があります。

P1010844s

ぶらりと歩いていると、こんな案内板を発見eye

P1010846s

この一帯は、実は元々は元興寺の境内だったところ。
それは、現在の「奈良町」といわれるエリアが
すっぽり入ってしまうほどだったそうです。

まさにここが、中心地であったことを示しています。

ちょっと歩くと、再び元興寺の形跡を知らせる看板

P1010852s

元興寺を訪ねた後に、奈良町を歩いてみるとわかるのですが
最盛期には、現在の興福寺くらいの広大な敷地があったと予想されます。

さきほど「本堂跡」と記されていた場所は、現在、奈良町資料館となっています。
(入館無料)

民族資料や美術品・仏像などが展示されているほか、
この地域で魔除けとされる「身代わり申」はここで購入することができます。

P1010849s

この日は、お天気のせいもあって日曜日のわりには人通りが少なく、
さびしい感じでしたが、三条通りなど観光客でごった返すエリアとは対照的で、
のんびりと江戸時代にタイムスリップできる空間です。

奈良市街地を後に唐招提寺へ向かいます。

つづく

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