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2013年11月 4日 (月)

群馬・長野の旅1~富岡製糸場~

10月に訪ねた群馬県・富岡製糸場のレポートです。

来年6月の世界遺産登録の候補として注目されeye
ぜひ今のうちに行っておきたいと思い立ってGOcar
(といっても片道6時間近くかかったんです・・・遠かったwobbly

上信越自動車道を降りて、車で走ること10分ほど。
昭和な雰囲気の残る小さな町の中心にあります。

P1070218s

正門からはこんな眺めです。

明治5年に政府が創設したはじめての官営の工場です。
小中学校時代に「日本の近代化産業のさきがけ」と習いました。

開国して間もない当時の日本が世界に誇れるものは絹などの織物でした。
これを輸出の要にしようと、本格的な機械化を行ったのが富岡製糸場なのです。

この地は、繭が獲れる上に、
地盤もよく、広大な土地があったことから建設地となりました。

と、いう事前知識sign02をちょっぴり仕入れて現地へ。

現地では、入ってすぐの左手にガイドツアーの受付があります。
30分ごとの出発で無料。所要は40分ほどです。

P1070221s

敷地の広さは、東京ドームの約4倍とか。
敷地内のほとんどの建物がほぼ当時の状態で残っているのが評価されています。

P1070223s

近年、地元浜松でも紡績工場跡のまとまった広大な敷地は、
ショッピングセンターや娯楽施設になるのが普通ですから。

富岡製糸場を象徴するこの建物が東繭倉庫(ひがしまゆそうこ)

P1070224s

当時は、年に一度しか繭を仕入れられなかったので
大量に保管できる場所が必要となり、こんな大きさに。

P1070228s

2階部分が倉庫、1階部分は事務所などでした。

レトロ建築大好きな私には、この洋風レンガも魅力的heart04
しかし、よ~く見るとフランス積みといわれるレンガ壁と
壁面には太い木の柱が通った和風テイストとの融合 木骨煉瓦造

さらに、屋根は瓦葺き、
レンガを組んだ隙間は漆喰(しっくい)で埋められています。
まるで江戸時代のお城の建築技術まで融合されています。

設計はフランス人ですが、建築は日本人たち。
レンガも苦労を重ねながらの国産です。

P1070227s

日曜日ということもあって、雨天rainでしたが見学者も多数。


こちらは外国人(フランス人)の女性教師が住んでいた建物。
技術を教える彼女たちは、かなりの厚遇で雇われていたそうです。

P1070236s

こちらはブリュナ館

P1070271s

中心指導者となったブリュナが家族とともに生活していたという住居。
のちに、夜学校や寄宿舎としても使われています。
また、このすぐ隣には、診療所も併設されていました。

製糸工場というと劣悪な環境での労働というイメージでしたが
(『あゝ野麦峠』など・・・)
当初、富岡製糸場で働いていたのは旧士族の子女たち。

当時の労働環境を考えれば、
ここで働く女工たちは日曜日休み、8時間労働、
お給料も当時の女性にしては高水準というものだったそうです。

しかし、開国したばかりで外国アレルギーの多かった日本では
女工さんを募集するにあたっても
「生き血(赤ワインのこと)を飲んでいる」外人のいるところになんか娘をやれない、
と家族たちの反対にあって、なかなか集まらなかったそうです。

最終的には、工場長自らが娘さんを連れてきたことで、
その後、徐々に人材が集まったそうです。

これは行ってみてわかった驚きの発見でした。

製糸場のメイン、そして見学のメインとなる操糸場

P1070231s

奥行140メートルほどの長い建物です。
一般の日本建築ならば、建物の中心に大黒柱的な太い柱が立つのですが
独特な屋根の組み方をとり入れているので、強度を保ちながらも
作業しやすい広い空間となっています。

ビニールをかぶっていて機械が見えない、と思いきや・・・

P1070237s

奥へ進むと間近で機械を見ることができます。
この機械は、残念ながら明治当時のものではありませんが
昭和40年以降から昭和62(1987)年まで実際に使われていたもの。

国から払い下げられたのち、いくつかの民間会社を経由し、
片倉工業(旧.片倉製糸紡績)で実際に昭和末期まで生産が行われていたのです。

P1070248s_2

ちなみに、同様の機械でここからほど近い碓氷(うすい)では
現在も生産が続けられているそうですよ。
その様子をVTRで見ることができます。

ここまでが40分ほどのガイド付きコースでした。

このあとは、自由見学となりました。
ブリュナ館の奥をぐるりとまわると、昔の学校のような木造の建物。

女工たちの寄宿舎です。

P1070267s

さらに一度入口まで戻って、東繭倉庫と平行して建っている西繭倉庫へ。

こちらは、東繭倉庫と同様に2階は繭の貯蔵。
1階部分は、動力燃料となる石炭を保管していたそうです。
P1070250s

ここまでご紹介した中で、実際に内部を見学できたのは操糸場だけなのですが、
あとひとつが、東繭倉庫の内部。

こちらは、富岡製糸場の歴史を紹介する展示施設。
また、シルク製品やお菓子などのおみやげショップがあります。

時間があえば、糸繰りの実演などがあるそうですが、
残念ながら見られませんでした。
P1070257s

東繭倉庫の内部壁面はこんな様子

P1070261s

自由見学も含めると1時間ほどの所要となりました。

実際に訪れてみると、知らなかったことも多く、勉強になりましたが
もっと内部も見学できるとよいと思います。
(耐久性や改修などの問題はあると思いますが・・・)

また、街並みの整備もこれからという感じがします。
ただ現状のレトロっぽさも壊さないで、
観光客も楽しめる街になればいいなぁと思うのです。


富岡製糸場内には車乗り入れは禁止なので、
車は近くの民間駐車場に入れることになりますrvcar
(徒歩5分くらいの場所にいくつか駐車場があります)

ちょうどお昼時だったので、食事をすると駐車無料という
お食事処『かわら屋』さんにお世話になりました。

P1070213s

お店の名物・黄金鮎に郷土料理のこしね汁など
お料理がついて、ボリューム満点でしたよ。

この後は、雨の中、さらにレンガ造りの重要文化財を見るために西へ向かいます。

つづく


pc富岡製糸場
http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html

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